丸山 準(国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 流水管理室長) 治水事業における流木対策について 平成29年7月九州北部豪雨では筑後川水系佐田川にある寺内ダムにおいて,平年の約86倍に相当する約10,000m3の流木を捕捉し,筑後川水系妙見川の砂防堰堤についても約16,500m3もの流木を捕捉している. 気候変動の影響等により,洪水時において大量の流木の流下及び堆積が懸念されており,今後,流木対策の重要性が高まってきていることから,本発表では,河川,砂防,ダムにおける流木対策の現状等について紹介する.